最近、自分は週一回しか便が出ない体質と信じて腹部膨満感や、兎糞状便が当たり前で便秘薬に頼っても便秘症状を訴える方がみえます。

便秘は、「本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。

  • 結腸運動の低下や協調運動障害により内容物の結腸通過時間が遅延して排便回数が減少
  • 骨盤底筋の協調運動障害、直腸知覚、運動障害、腹圧低下などで便排出困難
  • 結腸通過時間は正常でも経口摂取不足で糞便量が減少して硬便になり排便が困難
  • 和鍼灸院では、腸を動かして緊張をほぐす神門(しんもん)と股関節をゆるめる足三里(あしさんり)と便の通りをよくする足の裏にある陽明点(ようめいてん)と、おへその横にある天枢(てんすう)と、腰にある大腸兪(だいちょうゆ)などのツボを使い便秘対策していきます。
  • 生活習慣の改善
  • 和式トイレは、腹圧がかけやすいので排出するには、とてもよく出来ています。洋式トイレの場合は、ひと工夫してみて下さい。トイレに足台をおくことで、前屈しやすくなり、肛門直腸角が直線化し、腹圧がかけやすくなり和式トイレのように無理なくスルリと排便しやすいです。
  • 水分摂取や、食後に定期的にトイレに行く習慣や運動もお忘れなく!